畳に白っぽい点やふわっとした汚れを見つけると、「これ?!なに?」「すぐに拭いて大丈夫?」「どうしたらよいの?」と心配になりますよね。慌てて強くこする前に、まずは状態を落ち着いて確認することが大切です。
この記事では、畳にカビらしきものを見つけたときの初動を、順番にご案内します。静岡市清水区で畳がカビが生えた状態をどうしたらよいか迷っている方も、まずはできるところから確認してみてください。
最初にすることは「換気」と「乾燥」です
カビらしきものを見つけたら、最初に窓を開けるなどして換気し、畳の表面を乾燥させましょう。雨天や外の湿度が高い日は、窓を閉めてエアコンの除湿運転や除湿機、サーキュレーターを使い、室内の空気を動かし温度と湿度を強制的に下げる事が一番大事です。

この段階では、ぬれた雑巾で広くこすらないようにしましょう。いぐさの畳表は水分を吸いやすく、余計な水分が残ると乾燥しにくくなります。全国畳産業振興会も、畳のカビ対策では換気と掃除を基本とし、カビが生えた箇所をまず乾燥させるよう案内しています。
乾いたことを確認してから、畳の目に沿って取り除きます
喘息などの呼吸器疾患、強いアレルギー、免疫機能の低下がある方や、体調がすぐれない方は、ご自身で清掃せず、専門業者や保健所、医療機関へ相談してください。作業する場合は、窓を開けて換気をしっかりし、N95などカビやほこりの吸入を抑える防じん用マスク、手袋、目を覆うゴーグルを着け、肌の露出も少なくします。
表面が乾いたら、エタノール入りのウェットシートで畳の目に沿ってやさしく拭き取り掃除します。一度拭き取った面は折りたたむなどして別の面を利用しながらカビを拭き取って下さい。目安は触ってベタベタ感がなくツルツルになるまで拭き取って下さい。
掃除機は、ベタついたカビが吸込口に張り付いて他の場所までカビ菌を広げてしまう恐れがあるため、オススメできません。
カビがカラカラに乾いた状態でしたら使用するのは大丈夫ですが使う場合も、畳の目に沿ってゆっくり動かします。乾いた布を使う場合は、汚れを広げないよう、きれいな面に替えながら少しずつ拭き取ります。強くこすると、カビらしき汚れが畳の目の奥へ入り込んだり、畳表を傷めたりすることがあります。
範囲が広い、においが強い、畳の内部まで湿っているように感じる場合は、無理に作業を続けず、専門店へ状態を相談するほうが安心です。
畳店はカビに関してプロの専門店です。わからない場合はお電話ください。
薬剤を使う前に、畳表の素材を確認してください
畳表には、いぐさのほか、和紙製や樹脂製などがあります。通常、和紙製などの化学畳にカビが生える事はありませんが、様々な要因によって稀にカビが発生することもあるでしょう。その場合、素材によってお手入れ方法や使える薬剤が異なるため、製品の取扱説明やメーカーの案内を先に確認してください。
薬剤を使う場合は表示どおりに扱い、複数の洗剤を混ぜないことも大切です。
素材が分からないときや、色落ち・変色が心配なときは、目立たない場所でも自己判断で試し続けず、畳店へご相談ください。
掃除のあとは、もう一度しっかり乾燥させます

掃除後も換気や除湿を続け、畳と部屋を乾いた状態に整えます。家具や敷物で空気の流れが止まっている場合は、無理のない範囲で配置を見直すと、湿気がこもりにくくなります。
厚生労働省の住まいのカビ対策資料でも、換気・除湿・清掃が基本として示されています。日ごろから、晴れた日の換気、除湿機やエアコンの活用、こまめな掃除を組み合わせることが再発予防につながります。
畳替えや点検を相談したい目安
次のような場合は、表面だけのお手入れで済むか、畳表の張り替えや畳床の点検が必要かを畳店に確認してもらうと判断しやすくなります。
- カビらしき汚れが広い範囲にある
- 乾燥と掃除をしても、においや汚れが残る
- 短期間で繰り返し発生する
- 畳が湿っている、やわらかい、沈むなど表面以外も気になる
- 畳表の素材や適切なお手入れ方法が分からない
畳替えには、現在の畳表を返して使う「裏返し」、畳床を生かして畳表を替える「表替え」、畳床ごと替える「新畳」などがあります。縁付き畳の表替えでは、畳縁も交換します。状態に合う方法は現物を見て判断するため、写真だけで決めつけず、点検時に確認するのがおすすめです。違いを知りたい方は、畳の種類・価格についての案内もご覧ください。
迷ったときは、気になる箇所の写真をご用意ください
「これはカビなのか」「掃除でよいのか、畳替えが必要なのか」と迷う場合は、部屋全体と気になる部分の写真を用意し、共有方法もあわせてご相談ください。ご依頼の流れは畳替えの流れでご案内しています。
静岡市清水区で畳のカビや湿気が気になる方は、状態を確認したうえで無理のない方法をご案内します。まずは見積もり・相談窓口、LINEから、お困りの状況をお知らせください。
参考:全国畳産業振興会「畳のお手入れ」、厚生労働省「仮設住宅でのカビ予防ポイント」、CDC「Mold Clean Up Guidelines and Recommendations」
