畳の上で小さな虫のようなものを見かけたり、くしゃみやかゆみが気になったりすると、「畳にダニがいるのでは」と心配になりますよね。
ただし、見た目や症状だけで原因をダニと判断することはできません。また、室内のほこりは畳だけでなく、寝具やカーペット、布製品などにもたまります。慌てて薬剤を使う前に、気になる場所と室内環境を順番に確認していきましょう。
まず「畳だけが原因」と決めつけないことが大切です
室内で問題になりやすいダニ由来のアレルゲンは、寝具やカーペット、ソファなどにも存在することがあります。畳の上で気になったからといって、畳だけが原因とは限りません。
肉眼で種類を見分けることも難しいため、「いつ・どの場所で・どのような変化に気づいたか」を整理しておくと、その後の掃除や相談がしやすくなります。
最初に確認したい3つのポイント
- 気になる場所:部屋全体か、畳の一部か、寝具の周辺か
- 湿気の状態:結露、湿った感じ、かび臭さがないか
- 布製品や家具:布団、ラグ、座布団、ぬいぐるみ、家具の下にほこりがたまっていないか
確認した日や場所をメモし、可能であれば写真も残しておくと、畳店へ相談するときに状況を伝えやすくなります。
掃除は畳の目に沿って、ゆっくり進めます

畳の掃除には、ほうきや掃除機、クイックルワイパーなどの住宅用ワイパーを使います。そのどれを使用しても畳の掃除は、畳表の織り目に沿ってゆっくり動かします。畳の縁や部屋の隅、家具の周辺も、無理のない範囲で丁寧に確認してください。掃除後に乾拭きをする場合も、畳の目に沿って行うと表面を傷めにくくなります。
畳表の素材によってお手入れ方法が異なることがあります。水分の多い雑巾がけや、強くこする掃除は避け、素材や製品の案内が分かる場合は、その表示に従いましょう。
換気・除湿と寝具のお手入れも一緒に

室内に湿気がこもっていると感じたら、天候や外気の状態を見ながら窓を開けて換気を行い、必要に応じて除湿機やエアコンの除湿機能を活用します。雨の日など外の湿度が高いときは、窓を開けることがかえって湿気を招く場合もあるため、室内の状況に合わせて調整してください。
畳だけを掃除して終わりにせず、寝具やラグなどの布製品も一緒に見直すことが大切です。厚生労働省の資料でも、室内環境の整備として掃除、寝具の手入れ、換気・除湿などが挙げられています。
殺虫剤や薬剤を使う前に表示を確認しましょう
殺虫剤や薬剤は、対象となる虫や使用できる場所、使用方法が製品ごとに異なります。畳に使えるか分からない製品を自己判断で吹きかけたり、複数の薬剤や洗剤を混ぜたりしないでください。
使用する場合は製品表示をよく確認し、説明どおりに使いましょう。小さなお子さまやペットがいるご家庭では、使用時の注意事項も必ず確認してください。
畳店へ相談したい目安
次のような状態が見られる場合は、畳の状態を確認するため、畳店への相談をご検討ください。
- 掃除や湿気対策をしても、畳のにおいや汚れが気になる
- 小さい虫が畳から出てきているような気がする
- 殺虫剤を使っても小さい虫がいなくならない
- ダニ問題をなんとかしたい
- 畳を踏んだときに、他の畳とは違うやわらかさや沈み込みを感じる
- 畳表の素材や、いつ交換したものか分からない
畳の状態によって、虫対策は裏返し、表替えが向いているのか、新畳への交換を検討したほうがよいのかは異なります。ダニなどの小さい虫は畳乾燥処理で解決することがほとんどですが、小さい虫がシロアリの場合は畳だけの話しではなく住居全体の話しになるため、畳をあげて点検してみないことには原因がわかりません。作業内容の違いは、畳の商品・料金案内やご依頼の流れも参考にしてください。
なお、くしゃみ、咳、目や皮膚の症状などが続く場合は、原因を自己判断せず、医療機関へご相談ください。
まとめ|確認・掃除・湿気対策を順番に
畳のダニや小さい虫が気になったときは、畳だけに原因を決めつけず、寝具や布製品を含めて気になる場所を確認します。そのうえで、畳の目に沿った掃除、換気・除湿、寝具のお手入れを無理なく続けてみてください。
静岡市清水区を中心とする地域で畳の状態が気になる方は、坪井畳店へお気軽にご相談ください。畳の写真を共有したい場合は、気になる場所を添えて公式LINEからお送りいただけます。お問い合わせフォーム、または公式LINEから相談するをご利用ください。
参考:厚生労働省「応急仮設住宅生活における真菌(カビ)及びダニ対策について(依頼)」、厚生労働省資料(室内環境におけるダニアレルゲン回避)
