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畳と梅雨の時期の対策について

はじめに

いよいよ夏!の前に日本には梅雨シーズンが到来です!梅雨は日本特有の気候現象で、シーズン中は高温多湿な日が続きます。

この時期、食中毒などももちろんですが特に畳を使用している家庭では、カビやダニの発生が気になるところです。

ここでは、梅雨の時期に畳を守るための具体的な対策について解説しますね

梅雨の時期の畳のリスク

梅雨の時期、天然素材を多く使用した畳には次のようなリスクがあります:

  1. 湿気によるカビの発生: 湿度・温度が高くなると、カビが発生しやすくなります。畳は天然素材でできているため、湿気を吸収しやすい特性があります。
  2. ダニの増殖: 高温多湿な環境はダニの繁殖にも適しています。カビなどを餌にして大量発生することもあり、刺されたり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
  3. 畳の変色や劣化: 長期間湿気にさらされると、カビの発生により畳の色が変わったり、腐食を伴い劣化が進行することがあります。

畳のカビ対策

梅雨の時期のカビ対策は以下の方法で行うことが効果的です:

  1. 除湿機能の使用: 室内の湿度を下げるために、エアコンの除湿機能・除湿器を活用しましょう。目標湿度は60%以下が理想です。
  2. 換気: 定期的に窓を開けて換気を行い、サーキュレーター・扇風機等使用し空気の循環を良くすることが重要です。特に晴れ間を見つけたら積極的に行いましょう。
  3. 重曹の使用: カビは酸性の特性があるためアルカリ性である重曹を振りかけ、一晩置いてから掃除機で吸い取ると、カビの予防に効果があります。重曹は自然素材であり、安全に使用できます。
  4. アルコールスプレー: 市販のアルコールスプレーを使って、畳の表面を拭き掃除するのも効果的です。アルコールはカビの繁殖を抑える効果があります。使用の際は換気をしっかりしましょう

ダニ対策

ダニ対策も同様に重要です。並行して以下の方法を試してみてください:

  1. 掃除機等こまめな掃除: ほうきや掃除機をこまめにかけ、清潔に保つ事が重要です。高性能なHEPAフィルター付きの掃除機を使用すると、アレルギーの原因となるダニやその糞も効果的に取り除けます。
  2. 湿度管理: カビ対策と同様に、エアコンの除湿機能や除湿機を利用し室内の湿度を下げることがダニ対策にも有効です。
  3. 夜など暗い中での掃除: 明るいところより暗いところが好きなので、2,3時間暗くして、出てきたところを掃除機で吸い取るのが効果的かも?

畳のメンテナンス方法

畳の寿命を延ばすためには、日頃のメンテナンスが欠かせません:

  1. 畳をあげてみよう!: 畳はマイナスドライバーやワインオープナー等を使ってあげる事ができます。1畳をあげることができたら、畳の状態、床板の状態を確認したりしてみましょう!すべての畳を外せたら一番良いですが、無理なら畳と床板のあいだに空き缶など挟み、床板を乾燥させてあげましょう(詳しくは【畳をあげてみよう!】へ)
  2. 日光浴: 畳をあげることができたら畳干しもチャレンジしてみましょう!日光に3時間ほどでも当てることで、湿気を飛ばし、ダニやカビの繁殖を抑えることができます。ただし、畳のもともとあった場所をちゃんとメモや写真などに残しておきましょう
  3. 定期的な点検: 畳は消耗品です。使用していれば摩耗したり傷んだりします。衣服に畳カスが付いてきたり、畳がベコベコしたりするようなら畳替えの目安です。裏返しなど費用を抑えた施工もあるのでその都度適切な対応を畳屋さんにご相談ください。カビ・ダニの発生を放っておくと畳から床、家全体がダメージを受けていきます。こまめなお手入れをすることで、畳を長持ちさせ、家の保全にも繋がり、気持ちいい生活が続けられるでしょう

まとめ

梅雨の時期は高温多湿で、食べ物でも人でも畳にとっても過酷な環境です。しかし、畳は適切な対策を取ることで、嫌なカビやダニの発生を防ぎ、畳の寿命を延ばすことができます。これからのシーズンではエアコンの除湿機能、除湿器や扇風機、サーキュレーターでの換気、重曹やアルコールスプレーの使用でカビの抑制、ほうき、掃除機などでのダニ対策を心がけて、日頃からのメンテナンスを心がけましょう。これにより、快適で健康的な生活空間を維持することができます。